20220303

下鴨神社での結婚式

 

2022年になって初めての結婚式の撮影がありました。

春を思わせるポカポカした3連休の中日。挙式の場所となった下鴨神社には多くはありませんが観光客の姿もありました。

 

年始からオミクロン株の急激な広がりにより、挙式が出来るかどうか・・新郎新婦のシンイチさん、シノさんの中にも迷いがあったようです。

日ごとに増加する感染者数。このままやるべきか。収束を待つべきか・・・

結論は結婚式は予定通り行う、招待客をご家族のみに減らして合計8人にする。というものでした。

 

 

 

 

決断をくだしたおふたりに悲壮感なんてものはありません。

家族のみだからこそ、リラックスできることもあるし、話せることもあります。

挙式の前から妹さんが、新婦シノさんまでもカメラで写真を撮って撮影会になったり、みんなで糺の森を散歩したりと久しぶりの再会を楽しむ時間がありました。

 

花嫁行列はゆっくりと進みます。背景には真っ赤な楼門と青空。この光景はいつ見ても息を呑む美しさがあります。

開催ができるかどうか・・・迷いもあったとは思いますが、この日に挙式をして間違っていなかった!と確信できる晴天でもありました。

 

挙式後にはおふたりのご友人が祝福に駆け付けてくださいました。

プレゼントを届けに来てくれたり、一緒に写真を撮ったり・・シンイチさんとシノさんにとっても久しぶりの再会。話したいことは山のようにあります。

ぼくたちは写真を撮りながらも、その光景がしばらく見ることがなかった当たり前だけどとても幸せな時間だなと思いました。

この2年コロナ禍で会いたい人と会うこともままならず・・みんないつ以来に顔を合わせたのだろう・・と考えると、「2人の写真を撮りに行きましょう!」と言うことが憚られ

幸せいっぱいで集うおふたりと、そのご友人の姿を遠慮がちに写真に収めました。ご家族も同様に少し離れた場所から見守っていました。

 

やがてご友人の輪がとけて、家族でゆっくりと撮影タイム。

シンイチさんとお父様との2ショットだったり、シノさん姉妹の写真だったり。家族とゆっくり写真が撮れる・・これが当たり前のことだけど、みんな幸せを実感する良い時間です。

 

近くの料亭でのお食事会も素敵なものでした。お父様・お母様の新婚時代の話をしたり、おふたりが行った海外旅行のはなし、野球観戦のはなし・・ぼくたちもこのご家族を昔から知っているかのように親近感を持って撮影をします。

人数が少ない食事会の魅力はそこにあると思います。ずっとシャッターを切っているわけではないけれど、見過ごしてしまいがちな瞬間を掬い取るために家族の傍でカメラを構えます。

シンイシさんから、そしてシノさんから感謝の言葉があり、それぞれの親御様からも言葉がありました。

祝福と感謝に包まれた結婚式になりました。

 

シンンチさん、シノさん、おめでとうございます。

この一日をご一緒させていただいて、結婚式って良いものだと改めて実感しました。ありがとうございました。

 

 

河田洋祐