こんにちは。スタッフの明田果純です。
この度、入社して初めてダイアリーの投稿を任せていただきました。
そんな今回は、みなさんと富士山に登ったことをお話していきたいと思います。
マイさんこと米澤さんの「富士山に登りたい!」のひとことから始まった富士登山計画。
普段から登山をされている河田さんの全面サポートのもと、私たちも靴やリュック、雨具などを揃え
2泊3日の富士登山に出発しました。
1日目は車で静岡まで向かい、富士宮市内のホテルに一泊しました。
2日目
山道を走ったところにある水ヶ塚公園というところに車を止め、タクシーで富士宮口五合目に向かいました。
初めて見た富士山の大きさにテンションが上がり、
私たちのために運転手さんがタクシーを途中で止めてくださるほどでした。
私たちは、富士宮口からスタートし、宝永山というところを通って御殿場ルートに合流する プリンスルート というルートで頂上を目指しました。
いよいよ、登っていきます!
すでに目下に広がる雲海、迫力満点の山肌、目に入る景色がすべて別次元でもうすでに日本一を体感していました。
と思ったのも束の間。
プリンスルートの難所(私調べ)が思ったより早く待ち受けていました。
砂と小石の道が宝永山の頂上まで続き
足が滑ってしまい進んでも進んでも、まったく進んだ気のしない道。つらかったです…。
ですが、少しずつ進んで宝永山の頂上に着いた時の景色は、つらさを忘れるほどのすばらしさでした!!
記念撮影をして、一息ついてから、その晩に宿泊する予定の山小屋を目指します。
ところで、道中にそれぞれ思い思いの写真を撮っていたのですが
私は河田さんからお借りしている、中判のフィルムカメラを持っていきました。
序盤のみたことのない景色にシャッターを切りすぎて頂上までフィルムが持つか、内心ひやひやしていました。
見慣れてきた景色も楽しみつつ歩いていると、少しずつ酸素が薄くなっていくのを感じました。
そんな中でもマイさんは、息が上がる様子もなくスイスイ登って行かれるので
河田さんと「やっぱりすごいですね。。」と言いながらなんとか山小屋に到着しました。
私たちが泊まったところは 赤岩八合館 というところです。最初に全身を消毒してからゆっくりすることが出来ました。
到着直前に雨に濡れてしまったので、私は温かいココアを、河田さんとマイさんはビールを一杯いただきました。
荷物の整理をしたり、横になったりしていると夜ご飯の時間に。メニューはカレーでした。山の上で食べるカレー、
急に感慨深くなったのを覚えています。
消灯の21時まで、布団に横になりながら明日はどんな道を歩くのかな、どんな景色なんだろうと、
少し不安もありながら期待を膨らませ眠りにつきました。
3日目
4時過ぎ頃に目を覚ますと、もしかしたら日の出が見られるかもしれなかったので、マイさんと防寒着を着て外に出ました。
しばらく待つとうっすらオレンジの光が。
昨日の時点では日の出は見られないかもと言われていたのであまりの嬉しさにフィルムカメラで写真を撮りました。
すると数秒後にはまた更に濃いオレンジ色の空に。私はオレンジが濃くなるたびにシャッターを切りました。
いよいよ太陽が現れた瞬間は、ため息が出るくらい綺麗でした。
雲海や、真夏の8月に感じる真冬みたいな寒さ、オレンジに照らされているほかの登山客の方たち。
すべてを味方につけていたあの瞬間は忘れられません。
早朝の光がたっぷり差し込む中で食べる朝ごはんも、おいしかったです。
あとは、頂上を目指すのみ!荷物を整理して、出発しました。
八合目からの道は、ごつごつとした岩がたくさんあり、頂上が近づいている感じがしました。
雨が少し降っていたのですが、登るにつれ、風も強くなってきて吹き飛ばされそうになりながらも進みます。
そして、いよいよ頂上に到着!
最後の一段は、三人横に並んで、せーのっで登り切りました!!!
達成感に浸りながら石標の横に並び写真撮影!私のフィルムも持ちこたえました。
たくさん写真を撮って、あとは降りるだけ、と胸を撫でおろしつつも気を抜かず、下山していきました。
帰りに山小屋の方にお別れをして、途中から滑りながら下ったりもして、すごく楽しかったです!
現像から返ってきた写真を見返していると、
写真には撮る人の気持ちが誤魔化すことが出来ないくらいダイレクトに落とし込まれる、と改めて思いました。
日の出を見たとき、まだ太陽が現れていないぼんやりした景色にも、
フィルムを巻いてシャッターを切りましたが無駄な写真は一枚もなかったです。
それだけ、移りゆく景色に感情を揺さぶられていたんだなと思います。
こうして写真を通して写真の素晴らしさを感じる経験に、何度もやっぱり写真が好きだなあと思わせられています。
富士登山から二週間以上経ちますが、誰も体調を崩すことなく、怪我なく無事に帰ってこられたことがなによりです。
まさか一年目から富士山に登ることが出来るとは思っていませんでした!
あんなに綺麗な景色を見て、貴重な経験が出来て嬉しいです。
河田さん、マイさん、ありがとうございました!
明田果純