新型コロナウィルス感染症の影響により、結婚式の撮影はしばらくストップしています。
この期間にこれまで撮影をさせていただいたお客様の結婚式を振り返ってみたいと思い、ブログに纏めました。
2004年、大阪・中央公会堂で撮影をさせていただいた結婚式。
写真学校に通っていた頃から撮影をさせていただいていたミュージカル劇団があって、その劇団に所属する舞台女優さんが結婚されることになり撮影をご依頼いただきました。
中央公会堂はこの場所をテーマにした芝居をこの場所で上演したこともある、ご新婦さまにとって思い入れの強い場所でした。
この人前式はとても印象に残っています。
キリスト教式や神前式が当時は多かったのですが、この時は人前式。おふたりとウェディングプランナーさんが相談して進行を考えていらっしゃいました。
新郎さまが後から入場されたり
ブーケセレモニーがあったりと当時としては珍しいものが多くありました。
お母さまからリストブーケのプレゼント。この手元のアップの写真は大好きなカットです。
新郎新婦さまがご両親に宛ててお手紙を読まれ、それにゲストみんな涙しました。
披露宴は同じ中央公会堂の中集会室。昨年前撮りで15年ぶりに足を踏み入れました。
フィルムのコマ送りが不調だった乾杯のシーン。それを逆手にとって2コマつなぎ合わせたプリントを作りました。
建物が素敵で、そしてその建物に思い入れがあるとのことで、日没まで待って夜の写真も残しました。
このおふたりのゲストへの感謝の気持ちは強いものがあり、また結婚式にも全てにおいて思い入れが強く、その想いをウェディングプランナーの廣石さまという男性がすべて受け止めて3人で作った結婚式でした。
当時写真スタジオの契約カメラマンとしてホテルでのパッケージされた結婚式を撮影することが多かったぼくですが、この一日を経験したことで「こんな結婚式をもっと撮影したい」という思いが一層強くなりました。
河田洋祐