20180722

雨のち晴れの京都ウェディング





















ケンジさん、ミズキさんのと初めて会ったのは5月のこと。もう結婚式まで1ヶ月あまりとなった頃でした。ケンジさんは大分県、ミズキさんは鹿児島県のご出身。

お互い就職で関西に出てきて知り合いました。

遠く離れたご実家にはなかなか帰る機会がなく、だからこそ、自分たちが自立して生きている京都と言う場所にご家族や友人たちを招いて結婚式を挙げたいという思いがありました。

まっすぐに思いを伝えるケンジさん、そして物静かだけれど自分の考えをしっかりとお持ちのミズキさん。真っ先にお話をされたのは地元のご家族、そしてご友人への思いでした。

「年に1回か多くても2回くらいしか実家に帰れないでしょ。そうすると人生の中であと何度両親に会えるのかな、ってふと思うんですよね」とケンジさんがポツリ。ぼくたちは「何を縁起でもないことを」なんて言葉が口をついて出ましたが、それはケンジさんの真剣なお気持ちだと感じます。

自分たちの写真も、アルバムもこだわりはないので、家族や来てくれた人の写真をたくさん残してください。そして、来てくださった方全員との写真も残したいです。

これがおふたりの写真についてのご希望でした。

結婚式の日。この日は雨予報。梅雨の真っ只中なのでそれも仕方のないことかも知れません。

でも多くのゲストが九州や関東からも来てくださることを知っていたのもあり、何とか晴れてほしい。

そう強く願ってしまいます。

お支度が完成してふたり写真の時間。雨がポツポツ・・・

でも「降っていない気がする」なんて、その場にいる誰もが思い込み、番傘を差しながらお庭で写真を残しました。

その後は本降りに。

でもそんなことは関係なく結婚式は楽しいもの。

ケンジさんの上司の方の熱い祝辞や、両親に捧げるプレゼント、ご家族揃っての記念写真タイムなど、おふたりらしい披露宴も進みます。

披露宴の後半、雨の勢いが弱まってきているのに気づきました。

それは楽しんでいるお客様にはわからない程度のものですが、結婚式を支えるフタッフはみんな敏感に感じます。

出ましょうか。もうそれはアイコンタクト。

デザートビュッフェはお庭で行うことになりました。

おふたりゲストも大喜び。

雨に濡れて鮮やかになった6月の緑に囲まれて、ガーデンで過ごす時間を思いっきり楽しみました。そして念願の全員の集合写真もバッチリ!

すごくすごく素敵な笑顔の写真を残すことができました。

おふたりの願いが通じたかのような奇跡のお天気の回復。おふたりの喜びはもちろんですが、ぼくたちだって本当に嬉しかった。

それは雨がやんだのが嬉しかったのではなく、雨がやんでみんな大喜びしているみんなの姿を見れたのが嬉しかった。そしてその姿を写真に残せたことが嬉しかった。

九州から、関東から多くの方がケンジさん、ミズキさんの為に足を運んでくださいました。

その誰もが、「来てよかった」と思える一日になったと思います。

素敵な一日にご一緒させていただき、ありがとうございました。

この結婚式はカラードウェディングさんのプロデュースで行われました

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