20120221

月曜午後は特別な時間

いつも仕事と休みが不規則なぼく。
土日は撮影か打合せが入ることが多かったり、平日も(嬉しいことだが)いろいろな人がアトリエにやってきて話し込んだり、空いた時間にアルバムを縫ったり、メールの返信をしたりしていったいいつがオフの時間か分からない。
そんな1週間の生活の中で確実に月曜の午後だけ違った時間が流れる。
そう、何を隠そう月曜は仕事に出ている妻に代わって、ぼくが長女とおのをスイミングスクールへ連れて行く日なのだ。
今日の月曜、こんな感じで時間は流れた。
午後2時45分に保育園へ迎えに行く。とおのと次女のみなとを連れてスイミングスクールへと向かう。
3時過ぎにスイミングスクールへ着き、まずとおのをトイレへ行かせる。最近ではみなとも「おしっこ出る!」とちゃんとトイレへ行ってくれるようになった。エライな!
3時30分にレッスンが始まるのを見届けると、ぼくはみなとを連れて2人きりで束の間のデートタイムを満喫する。
この日は「お腹すいたね~」と意気投合し、「すき家」へ280円の牛丼に卵を掛けて2人並んで頬張った。みなとはツユの一滴まで飲み干す牛丼好きだ。お腹も満たされるとホームセンターコーナンのぺットショップへ。そこで犬を見るのが月曜みなとと過ごす日課だ。この日は誰もが触れる場所にミニチュアダッグスがいて、みなとはなんどもそいつに腕と言わず、服の上からといわず、顔までも舐められた。どこまで無遠慮なやつだ。でもキャッキャ言いながら、みなとは楽しそう。
ついでにお腹を空かせてプールから帰ってくるであろうとおのにおやつを買っておく。今日のメニューはみなとが選んだ「じゃがりこ」と僕が個人的に食べたかった「ぼんち揚げ」。
とおのは予想通りお腹を空かせてプールから帰ってきた。(1年前までは水着を着せてやりまた水着を脱がせて体を拭いて服を着させるといったことを親のぼくがしなければならなかったが、随分進歩したものだ。まあ、4月から小学生だし当たり前か・・)
子供2人は車の中で先ほどのおやつをもの凄い勢いで食べる。もう、喋り声はどこからも聞こえず、「バリバリ、バリバリ」とスナック菓子を噛む音しか車の中では聞こえない。こうして毎週車の中はひどく汚れる。明後日はお客様を乗せるのに・・また掃除をしなければ・・
この後、甲東園の写真屋「フレーム」に寄って週末撮影したフィルムを現像に出して、芦屋の自転車屋「りんりん」でとおのの自転車を見て、午後6時半家に帰りつく。
家では妻が晩ご飯の支度をしながら僕たちの帰りを待っているのだ。あんなに長い時間一緒に過ごした子供たちは一目散に妻に駆け寄る「ママ~ただいま!!」そしてぼくはひとりになる。
こんなに遊んでやったのに、やっぱりママが好きか!?なんてがっかりしながら、ぼくはぽつんとひとりぼっち・・
それでも子供たちと3人で過ごす時間は格別で、月曜のこの時間があるから1週間モチベーションを保つことが出来るのだろう。
約5時間、子供とともに過ごす時間。この時間がぼくの宝物だ。
河田洋祐
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