3月に結婚式を挙げられるトシヤさん・ミドリさんカップルのロケーション撮影が神戸北野のパラスティン邸でありました。
当初1月に予定していた撮影は、パラスティン邸の改修工事と雨で何度も順延となり、ようやく今日撮影の運びとなりました。
待ちに待った撮影。「明日こそは晴れますように!」と、前日はまるで遠足に行く前の子供のようにワクワクした気分。
そして朝2人に会ったらテンションは最高潮になりました。
この日は高松からお母様、お姉さま、ワンちゃんも勢ぞろい。賑やかな撮影タイムが始まります。
衣装は和装がまず3点。さすがにこれだけ着るとじっくりと撮るには限界がありますが、それでも館内で様々なポーズで撮影したり、北野の街へ出ての撮影をしたり。2人は笑いっぱなし、僕たちはシャッターを切り続け、時間は過ぎてゆきます。(北野の街は洋館が立ち並んでいますが、ここでの和装は意外と良く似合います。まるで大正時代にタイムスリップしたかのようなクラシカルな雰囲気がこの街にはあるのです)
さまざまな場所で撮影後、ぼくたちは4着目の衣装、ミニのウェディングドレスで舞子の海へ出掛けようと片付けと着替えを終えました。
まさにその瞬間、予期せぬ事態が・・
ポツ・ポツ・ポツ・・
空から大粒の雨が降り出したのです。
これは予想外。天気予報に雨マークはなかったのに・・
いくら空を睨みつけても雨は止んではくれません。
さあ、どうする??
さすがに雨を押して海岸で撮影するのは無理だと判断。そこから大急ぎで片付けた機材を組み立てなおし、パラスティン邸内を再びスタジオ仕様に整えます。暗くなって来たので大型の照明まで用意して、再び撮影大会が始まりました。
考え方を変えれば、雨を気にしなくても良い室内って最高やな!と思いながら。
普段は使わないバスルームで撮ったり実験的に面白いアングルで撮ったりと、通常の撮影ではありえない可能性を引き出すことが出来ました。
そして雨はいつしか止み、僕たちは再び北野の街へ。(もう舞子まで行くには日没が迫りすぎていたのです。ふたたび雨が降り出すと言うリスクを考えると北野の街で撮るのがベストだという結論になりました)
そこでワンちゃんと撮って、シャボン玉を思いっきり全員で吹いて、雨上がりの北野はぼくたちの笑い声が響き渡りました。
みんなで笑っていると
「間違いなくぼくたちは今世界一の幸せものだ!!」
なんて思えてくるくらい充実した撮影タイムになりました。
トシヤさん・ミドリさんにはせっかく高松から来ていただいたのに希望を全部叶えることができなくて、心苦しい気持ちもありますが、舞子の海での撮影は、いつかリベンジしようと約束して、今日の撮影を終えました。
これからの楽しみがひとつできました。
撮影を口実にこの爽やかなふたりと再会する約束ができました。
リベンジ撮影、今から心待ちにしています!!
撮影:河田洋祐 伊藤茜(メーテル)
文:河田洋祐
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20120223
お客様は高松から。パラスティン邸ロケーション撮影
Category : ロケーション撮影