手焼きプリントとは
手焼きプリントとは、暗室の中で一枚一枚手作業で写真を焼き付けプリントする昔ながらのプリント方法です。
今の主流であるデジタルプリントに比べ、手間も時間もコストもかかる分、一枚にかかる想いと価値は大ききなものになると考えています。
手焼きプリントにこだわる理由
なぜそこまでして、手焼きプリントにこだわるのか。
それはわたしたち自身が手焼きプリントが大好きだからです。
手焼きプリントには、手焼きプリントでしか出せない色、質感、空気があります。色に深みがあり、懐かしいんだけど新鮮。
淡く優しいトーンには、目で見たときとおなじ透明感があります。
そんな手焼きプリントにみなさんもきっと魅せられるはず。
わたしたちはそんな手焼きプリントの美しさをたくさんの人に感じてほしいと思っています。
手焼きだからこそ表現できるイメージがあります。
一般的なプリントと比較してみるとこんなに違うのです。
一般的なプリント
手焼きプリント
一枚のプリントが完成するまで
手焼きプリントは、真っ暗な中に投影された画像をみながら、色合いや濃度を、一枚焼くたびに微調節していき、何度も何度も同じ写真を焼いて、やっと一枚の完成品が仕上がります。
完成したプリント
こんな風に、一枚の写真を完成させるのに何枚もの写真をボツにします。
これだ!と思う色が見つかるまで、一時間以上一枚の画像とにらめっこすることも。
一日に20枚~30枚程度しか焼けないので、一冊のアルバム分を完成させるのに丸2,3日。
手間を惜しまないことにより、作り手の気持ちがこもった暖かいトーンの作品をお届けしています。
たくさんのことを説明しましたが手焼きの良さは、実物を見て、初めて感じることができると考えています。
ぜひ一度、わたしたちのアトリエに手焼きプリントを見にお越し下さい。暗室の見学や体験も大歓迎です。