結婚式には主に春のシーズンと秋のシーズンがあります。夏や冬はお天気、気温の関係で極端に結婚式を挙げる方が少なくなるのです。
先日は秋のシーズン最初のガーデンウェディングでした。
9月に入っても気温はまだまだ高いけれど湿度が随分少なくなり外で過ごすにも最適です。
お天気も雲一つない快晴。
今日結婚式を挙げるショウキさん、ミズキさんはそんなお天気に負けないくらい爽やかな方でした。
ショウキさんは挙式の始まり、ゲストみんなの目の前で跪き「ミズキさん、あなたの笑顔が大好きです」と言ってブーケを差し出しました。
挙式が始まる時には涙ぐんでいたミズキさんはその姿を見て微笑みます。
ちょっとしたところが可愛らしく、誓いの言葉を声をそろえて披露する時には「せーのっ!」という掛け声も出ました。
ぼくもサブカメラマンに入ったマイも久しぶりの結婚式の撮影でいつになく慎重です。
(ガーデンウェディングは6月以来です)
シーンごとの動きは事前にしっかりとシミュレーションしたし、ピントはちゃんと来ているか、露出は合っているか、ドレスは折れていないか・・ひとつひとつを確認しながら丁寧にシャッターを切ります。
でも結婚式が進んでいくと、そんないつも以上の緊張は徐々に解けていきます。目の前のできごとが楽しすぎるんです。
ミズキさんのヘアスタイルはショートカットだったけど、それにお花を付けたスタイルがとても可愛らしく、サプライズでケーキをプレゼントされたお母様は大喜びで、ガーデンで過ごす時間はどこまでもゆったりとしていて、幸せいっぱいの時間は傾きつつある太陽とともに過ぎて行きます。
結婚式とはこういうものだ。
改めて実感しました。
新郎新婦さまもぼくたちも最初は緊張感があるけれど、やり終えた後の充実感これは本当に最高です。
一緒に一日過ごさせていただいたショウキさん、ミズキさん、ありがとうございました。
ぼくはその夜、肩とふくらはぎのこりを感じながら眠りにつきました。結婚式の夜とはこういうものです。
河田洋祐