ぼくたちは結婚式の撮影に先立って、依頼者である新郎新婦と打合せをするようにしています。
その打合せが結構盛り上がって気がつけば2時間以上しゃべり続けることも。
ヤスフミさん・アカネさんカップルとの打合せも歴史に残るくらいの盛り上がりようでした。
アカネさんはとにかくぼくたちが話すことによく笑って相槌を打ってくれます。
ヤスフミさんが直島で描いた絵も登場して(ヤスフミさんは絵や音楽など芸術系の才能が抜きん出た人です)そのエピソードをずっと聞いていたり、ヤスフミさんのお父さんが魚屋さんで、あまりの偶然で驚くことながらぼくの祖母が毎日のように通っていて、ぼくはヤスフミさん家の魚を食べて180センチまで成長したこと。写真や結婚式とは関係のない話で夜遅くまで大笑いしながら打合せは続きました。
結婚式を迎えるまではヤスフミさんのサプライズバースデーパーティーにカメラマンとして参加させていただいたりもしました。
そんな仕事を超えたお付き合いがはじまり、結婚式当日を迎えました。
毎回のことながら、とてもわくわくする撮影です。
結婚式の日、ぼくたちはまず芦屋浜で写真を撮りました。
これもすごい縁で、この日は芦屋浜の花火大会。ビーチは立入禁止になっていて、ぼくたちは祭りに参加するサンバチームの視線を感じながら芝生に覆われた公園や屋台の並ぶ道で写真を撮りました。
会場であるメゾン・ド・ジルに到着。結婚式の一日が本格的に動き出します。
ガーデンの芝生は夏の日差しを浴びて「これでもか!」ってくらい鮮やかな緑。緑の上でたくさんの写真を撮りました。
挙式・披露宴は大切な方を招いてアットホームなもの。型にはまった演出は全然なく、みんなすっかり寛いで二人を祝福しました。
この日のもう一つの主役は料理。普段も美味しすぎるメゾン・ド・ジルの料理ですが、この日はフランスからジルシェフが来日。日本の高山シェフと一緒に料理のコラボをするという贅沢なものでした。メイン料理がハンバーガーなんていうユーモアも。誰もが想像以上の料理を満喫しました。
お色直しの中座のシーンが個人的にいつも好きです。ふたりのとって大切な人を指名します。
アカネさんはお母様を呼びました。これまで愛情たっぷりに育ててくださったお母様と手を取り合ってバンケットを歩きます。涙と笑顔が入り混じったそのシーンが凄く良い。ヤスフミさんは90歳になるお祖母様と。ヤスフミさんが生まれた時から見てきたお祖母さま。普段は杖を使って歩いているけれど、感激のあまり杖なんかなくっても歩けるくらい元気になりました。
映像の余興や、男子たちの体を張った余興。歓談中は自由にゲストの中に溶け込むふたり。誰もが、ぼくたちやプランナーさんも昔からの友人のように一体となって楽しんだ結婚式になりました。
そして二次会はヤスフミさんが音楽の才能をいかんなく発揮。ドラムを目一杯叩くところからスタート。
音楽が溢れ、ヤスフミさんお父様のお店からタイが届き、ケーキ入刀ならぬ鯛入刀が行われ、みんなのダンスまで疾走感抜群のパーティーになりました。
楽しい一日が終わるころ、ぼくたちは決まって寂しい気持ちになります。
これまで何度も会ってきたふたりと、結婚式が終わるともう会えなくなってしまう・・なんて思うと。
でもヤスフミさんともアカネさんともこれから何度も会うことができそう。(来月にはさっそくアルバムの手縫い体験に来られる予定です!)それがとても嬉しいこと。
これからも末永いお付き合いよろしくお願いします。
ヤスフミさん、アカネさん、ありがとうございました!!
撮影:河田洋祐 古川百代 平岡愛子
この結婚式のスライドショーはこちらからご覧いただけます
20140831
ヤスフミさん・アカネさん縁が繋がるメゾン・ド・ジルウェディング
Category : 結婚式